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2009年03月11日
常識とは?
この前の項のコメントにあります様に、読者の方から要望が寄せられました。
それから1週間、暇を見つけてはネット中色々探してみたのですが、
確たる証拠と言う物は見つかりませんでした。
意外さと共に、正直、ガッカリしたのですが、あえて、ここで不完全なまま寄稿する
のは、皆さんのご意見も伺いたいから、と、お考え頂けたら幸いです。
先ず始めに考えたのは、良く言われている事柄の1つの内の、
むやみに魚体に
触れてはいけない
と言う部分です。釣上げた魚の魚体に触れる事で、魚は変温動物ゆえ、恒温動物
である人間の体温との温度差で、細胞組織が低温火傷を負う、或いは体表を覆う
粘液を剥がしてしまう=感染症に罹患する恐れがあるから、触らないようにしようと
言う物です。ネット中にあるこの関連質問に対しての回答は、すべからく上記の様な
回答が寄せられています。
本当にそうなのか?先ず否定から始めなければ成りません。
残念ながら、私の調べた限りでは、明確に因果関係が示せる物はありません
でした。唯一はK-TEN開発者の二宮正樹氏のブログにある記事中の記述のみです。
この本は私も今でも保管しているのですが、著作権があるので掲載は出来ません
事をお許し下さい。従って、研究報告書の類や、学術書関係にまで手を広げない
と立件は難しい事柄なのかも知れないと思い始めている所です。
それは、魚体に触れた事で直ぐに死が訪れる様な事柄ではないからでしょう。
触れた事で、火傷を負って潰瘍になったり、或いは、感染症を引き起こすまで
には時間が掛かり、自然の中に放たれた物は追跡調査がほぼ不可能なのです。
例えば、その試験をするのには、先ず放流魚の確保→魚体に触る度合いを
様々に変えて触ってデーターを保管し管理→自然界に再放流する→再捕して
火傷や感染症の進行度を確認する。自然相手にはそれは無理です。また、
生簀や養殖された魚、観賞用飼育魚の場合は、自然とは全く異なる環境下でも
あり、我々釣り人が通常行っている事と照らし合わせると、参考には成っても
絶対ではないのです。
それどころか、もっと判らなくした事が、JGFAのタグ&リリースプログラムを
行っている方の再捕例写真では、魚を掴んでいる写真が複数見つかりました。
勿論、再捕時の写真を良く見たのですが、初回に釣上げた時に触れた部分を
見ても、感染症に罹患した様子も無ければ、低温火傷を負った様子もあり
ませんでした…。
魚に触れてはいけないと言うのはウソなのか?
それは多分ウソではないと思います。立件できる材料が見つからなかったので、
ここからはかなり憶測を交えた話に成ります。そして、話を絞り込む為にスズキ、
いわゆるマルスズキだけに限定した話にしますね。
魚体に触れる事で引き起こされる、低温火傷も、粘液を剥がす事による感染症も、
その可能性がある行為
には成り得ます。先ずは魚体を覆う粘液からです。
粘液の役目は、先ずは泳ぎ易くさせる為、次いで体の浸透圧調整や、雑菌などに
対する防御の為というのが挙げられます。
では、粘液が剥がれれば、非常に泳ぎにくくなってしまうかというと、そうでも有りません。
なので除外します。次いで浸透圧調整や、雑菌防御に対する抵抗力が失われる事が
第一の懸念事項なのですが、釣り上げ、暴れさせてしまう事自体が先ず自然ではなく、
そこから更にランディングネットで取ったり、陸の上に上げたり、魚体を持ったりすれば、
否応無く粘液は剥がれるでしょう。
ただ、剥がれたらそれで終わりではなく、粘液細胞から意外と早く補充されます。それと、
スズキは浅場に突っ込んで餌を捕食する性質もありますが、この時に魚体を擦って仕舞い
ます。腹側に擦り傷を持ったスズキを見た事がある人も多いでしょう。そんなスズキでも、
元気に餌を追っている位なので、少々粘液が剥がれただけで、直に感染症に罹患したり、
引き起こしたりはしないのではないか?と思われます。釣上げたダメージで弱っているのと
複合すれば感染という可能性も無きにしも非ずですが、多少の粘液の剥がれに対しては、
注意はしても、異常なほど過敏になる必要は無いと思います。
次は低温火傷ですが、此れが一番厄介でした。
よく出て来る比較には、水温15度の中に居る魚は、体温が水温と同等かちょっと高い
程度で生活している訳で、それを人間が直に触れば、その温度差は22度もあり、人間
で言えば、70度近いお湯のに中に入れられるような物だと言う事です。確かに70度の
熱を発する物に触れられても平気な訳が無いのですが、じゃあ、その接触時間や火傷
の進行度を示す資料なりは見つけられませんでした。ことスズキに関しては。
今の所、スズキに触った事で低温火傷を起こすとも、起こさないとも言えません。
前出、二宮氏のブログ中の記事のヒラスズキに手の跡が付いた写真とその魚について
なのですが、記事中にも有ります様に、魚種によっての差が大きくあるのではないかと
思います。皮下組織の耐性はその生息環境に拠る所が大きい。つまり、外洋性の海水魚
より、淡水魚が強いと言われるのはこの辺りではないかと思うのです。
常に大海を泳ぎ回る事が出来る魚は、環境が悪ければ直に移動する事が可能なので、
楽に遠くまで移動出来るスピードを持った代わりに皮下組織を鍛える必要が無かったの
でしょう。一方、生息水域が狭まれて行くに従い、激変する環境下でも生き延びる為には、
あらゆる事柄に対しての強靭な耐性を持たなければ成りません。また、更に絞り込んで、
閉鎖水域でも比較的安定した環境なら、耐性を持たなくとも生存は可能なので、そういった
種類の魚が繁殖できる訳です。一番過酷なのは、激変する環境下の閉鎖水域でしょう。
そんな耐性を持っている淡水魚の話をしますと、子供の頃に近くの池で雷魚を釣って
自宅の外にあった水槽の中に入れて置いた事があります。3ヶ月、餌もやらずに、
そのまま忘れて放置してました。何かの折に気が付いて、その水槽を開けてみたら、
水は半分に減り、完全に腐って異臭を放っていましたが、なんと、その中で雷魚は
生きていました。捕まえようとすると飛び出してきました。鱗は何かの病気に感染した
様で完全に白化して、さながら脱皮前の蛇の様でしたが、その下に完全な再生麟が
出来上がっていたのには驚きました。恐ろしい生命力だと感じましたし、子供心にも
これは戻すべきだろうと、釣った池に戻しました。
ヒラスズキはマルスズキに比べ、外洋性が強いですね、生息温度分布もマルスズキ
に比べて暖海性がありますし、意外とその範囲は狭いのです。そんな条件もあって、
マルスズキよりは肌が弱いとされ、あの様な事が起こるのでは無いかと思います。
マルスズキを位置付けるなら、一風変わった淡水(海水?)魚の枠に入れられるかと
思います。ご存知の通り、マルスズキは川を遡りますし、また、川を上がった個体は
体表の粘液が多いのも周知されている事かと思います。
意外と丈夫だけど、思っている程強くは無い
ちょっと曖昧かつ、乱暴ですが、そんな位置付けが適当かと思います。
しかし、いづれにせよ、魚を直手で持つのは余り良い事ではありません。魚種により
その差が大きいのは言うまでもありませんし、スズキも外海で釣れるのは粘液も
薄く、川で釣った物と同等に扱える物ではないでしょう。
また、感染症に罹患したら、回復する可能性は自然界ではほとんどゼロに近いのです。
飼育魚であれば、薬浴、淡水浴等々の治療法がありますが、それですら完治しない
場合もあり、釣り人として、感染症に罹患させる可能性のある事柄は避けなければ
ならないのは言うまでも無いでしょう。
一応、これでこの項は終わりにします。
捜索範囲を管理釣り場や飼育魚、活魚にまで広げれば幾つかの参考意見は有るの
ですが、魚種に対する差異や、飼育、生育状況が異なる為に、あえてそれらを考慮
には入れませんでした。
ご意見有りましたら、どうぞコメント欄に書き込んでくださいませ。
次回は魚の持ち方について予定しています。現在また調べている最中です。
記:森村ハニー
それから1週間、暇を見つけてはネット中色々探してみたのですが、
確たる証拠と言う物は見つかりませんでした。
意外さと共に、正直、ガッカリしたのですが、あえて、ここで不完全なまま寄稿する
のは、皆さんのご意見も伺いたいから、と、お考え頂けたら幸いです。
先ず始めに考えたのは、良く言われている事柄の1つの内の、
むやみに魚体に
触れてはいけない
と言う部分です。釣上げた魚の魚体に触れる事で、魚は変温動物ゆえ、恒温動物
である人間の体温との温度差で、細胞組織が低温火傷を負う、或いは体表を覆う
粘液を剥がしてしまう=感染症に罹患する恐れがあるから、触らないようにしようと
言う物です。ネット中にあるこの関連質問に対しての回答は、すべからく上記の様な
回答が寄せられています。
本当にそうなのか?先ず否定から始めなければ成りません。
残念ながら、私の調べた限りでは、明確に因果関係が示せる物はありません
でした。唯一はK-TEN開発者の二宮正樹氏のブログにある記事中の記述のみです。
この本は私も今でも保管しているのですが、著作権があるので掲載は出来ません
事をお許し下さい。従って、研究報告書の類や、学術書関係にまで手を広げない
と立件は難しい事柄なのかも知れないと思い始めている所です。
それは、魚体に触れた事で直ぐに死が訪れる様な事柄ではないからでしょう。
触れた事で、火傷を負って潰瘍になったり、或いは、感染症を引き起こすまで
には時間が掛かり、自然の中に放たれた物は追跡調査がほぼ不可能なのです。
例えば、その試験をするのには、先ず放流魚の確保→魚体に触る度合いを
様々に変えて触ってデーターを保管し管理→自然界に再放流する→再捕して
火傷や感染症の進行度を確認する。自然相手にはそれは無理です。また、
生簀や養殖された魚、観賞用飼育魚の場合は、自然とは全く異なる環境下でも
あり、我々釣り人が通常行っている事と照らし合わせると、参考には成っても
絶対ではないのです。
それどころか、もっと判らなくした事が、JGFAのタグ&リリースプログラムを
行っている方の再捕例写真では、魚を掴んでいる写真が複数見つかりました。
勿論、再捕時の写真を良く見たのですが、初回に釣上げた時に触れた部分を
見ても、感染症に罹患した様子も無ければ、低温火傷を負った様子もあり
ませんでした…。
魚に触れてはいけないと言うのはウソなのか?
それは多分ウソではないと思います。立件できる材料が見つからなかったので、
ここからはかなり憶測を交えた話に成ります。そして、話を絞り込む為にスズキ、
いわゆるマルスズキだけに限定した話にしますね。
魚体に触れる事で引き起こされる、低温火傷も、粘液を剥がす事による感染症も、
その可能性がある行為
には成り得ます。先ずは魚体を覆う粘液からです。
粘液の役目は、先ずは泳ぎ易くさせる為、次いで体の浸透圧調整や、雑菌などに
対する防御の為というのが挙げられます。
では、粘液が剥がれれば、非常に泳ぎにくくなってしまうかというと、そうでも有りません。
なので除外します。次いで浸透圧調整や、雑菌防御に対する抵抗力が失われる事が
第一の懸念事項なのですが、釣り上げ、暴れさせてしまう事自体が先ず自然ではなく、
そこから更にランディングネットで取ったり、陸の上に上げたり、魚体を持ったりすれば、
否応無く粘液は剥がれるでしょう。
ただ、剥がれたらそれで終わりではなく、粘液細胞から意外と早く補充されます。それと、
スズキは浅場に突っ込んで餌を捕食する性質もありますが、この時に魚体を擦って仕舞い
ます。腹側に擦り傷を持ったスズキを見た事がある人も多いでしょう。そんなスズキでも、
元気に餌を追っている位なので、少々粘液が剥がれただけで、直に感染症に罹患したり、
引き起こしたりはしないのではないか?と思われます。釣上げたダメージで弱っているのと
複合すれば感染という可能性も無きにしも非ずですが、多少の粘液の剥がれに対しては、
注意はしても、異常なほど過敏になる必要は無いと思います。
次は低温火傷ですが、此れが一番厄介でした。
よく出て来る比較には、水温15度の中に居る魚は、体温が水温と同等かちょっと高い
程度で生活している訳で、それを人間が直に触れば、その温度差は22度もあり、人間
で言えば、70度近いお湯のに中に入れられるような物だと言う事です。確かに70度の
熱を発する物に触れられても平気な訳が無いのですが、じゃあ、その接触時間や火傷
の進行度を示す資料なりは見つけられませんでした。ことスズキに関しては。
今の所、スズキに触った事で低温火傷を起こすとも、起こさないとも言えません。
前出、二宮氏のブログ中の記事のヒラスズキに手の跡が付いた写真とその魚について
なのですが、記事中にも有ります様に、魚種によっての差が大きくあるのではないかと
思います。皮下組織の耐性はその生息環境に拠る所が大きい。つまり、外洋性の海水魚
より、淡水魚が強いと言われるのはこの辺りではないかと思うのです。
常に大海を泳ぎ回る事が出来る魚は、環境が悪ければ直に移動する事が可能なので、
楽に遠くまで移動出来るスピードを持った代わりに皮下組織を鍛える必要が無かったの
でしょう。一方、生息水域が狭まれて行くに従い、激変する環境下でも生き延びる為には、
あらゆる事柄に対しての強靭な耐性を持たなければ成りません。また、更に絞り込んで、
閉鎖水域でも比較的安定した環境なら、耐性を持たなくとも生存は可能なので、そういった
種類の魚が繁殖できる訳です。一番過酷なのは、激変する環境下の閉鎖水域でしょう。
そんな耐性を持っている淡水魚の話をしますと、子供の頃に近くの池で雷魚を釣って
自宅の外にあった水槽の中に入れて置いた事があります。3ヶ月、餌もやらずに、
そのまま忘れて放置してました。何かの折に気が付いて、その水槽を開けてみたら、
水は半分に減り、完全に腐って異臭を放っていましたが、なんと、その中で雷魚は
生きていました。捕まえようとすると飛び出してきました。鱗は何かの病気に感染した
様で完全に白化して、さながら脱皮前の蛇の様でしたが、その下に完全な再生麟が
出来上がっていたのには驚きました。恐ろしい生命力だと感じましたし、子供心にも
これは戻すべきだろうと、釣った池に戻しました。
ヒラスズキはマルスズキに比べ、外洋性が強いですね、生息温度分布もマルスズキ
に比べて暖海性がありますし、意外とその範囲は狭いのです。そんな条件もあって、
マルスズキよりは肌が弱いとされ、あの様な事が起こるのでは無いかと思います。
マルスズキを位置付けるなら、一風変わった淡水(海水?)魚の枠に入れられるかと
思います。ご存知の通り、マルスズキは川を遡りますし、また、川を上がった個体は
体表の粘液が多いのも周知されている事かと思います。
意外と丈夫だけど、思っている程強くは無い
ちょっと曖昧かつ、乱暴ですが、そんな位置付けが適当かと思います。
しかし、いづれにせよ、魚を直手で持つのは余り良い事ではありません。魚種により
その差が大きいのは言うまでもありませんし、スズキも外海で釣れるのは粘液も
薄く、川で釣った物と同等に扱える物ではないでしょう。
また、感染症に罹患したら、回復する可能性は自然界ではほとんどゼロに近いのです。
飼育魚であれば、薬浴、淡水浴等々の治療法がありますが、それですら完治しない
場合もあり、釣り人として、感染症に罹患させる可能性のある事柄は避けなければ
ならないのは言うまでも無いでしょう。
一応、これでこの項は終わりにします。
捜索範囲を管理釣り場や飼育魚、活魚にまで広げれば幾つかの参考意見は有るの
ですが、魚種に対する差異や、飼育、生育状況が異なる為に、あえてそれらを考慮
には入れませんでした。
ご意見有りましたら、どうぞコメント欄に書き込んでくださいませ。
次回は魚の持ち方について予定しています。現在また調べている最中です。
記:森村ハニー
2009年03月03日
針外しではない行動
スズキは俗にエラ洗いをして針を外すのが上手い魚とか言われますが、
これは間違いです。針を外したくてしているのではなく、エラ洗いという
行動は「嘔吐」が正解です。
スズキは食べた物を自覚している様で、、それが異物だと感じた時に口を
大きく開いて鰓蓋を開き、体を捻って腹を振り絞り、食べた物を吐き出そうと
します。これは、ルアーを咥えた時に、それは餌ではなく異物だと直感した時
にも現れる行動で、特に浅い場所などで就餌した時など、ラインを通して
手元に当たった感触すらないのに、突然飛び上がって振り解く様な行動も
したりして、驚かされる事があります。
皆さんは自然の中でスズキがそういう行動をしたのを見た事がありますか?
大抵は釣りに行った時に掛かったスズキでその姿を見る程度で、見た事が
ある人はほとんど居ないと思います。それは、就餌した物が異物であると言う
可能性がほぼゼロに等しいからだと思います。
私は1度だけですが、見た事があります。
初夏の頃の横浜、昼頃に護岸からマゴチを狙っていた時の事です。
突然、目の前の海からバシャバシャバシャーンと言う大きな音が上がりました。
ビックリしてその辺りを見ると、口から25cm位の大きなメバルの後ろ半分を
出した、これまた結構大きいスズキが海面で暴れ悶えていたんです。
余程腹が減っていたのか、やっと取った大きなメバルの頭から齧り付いたは
良い物の、大き過ぎて到底飲み込めるような代物では無かった様子です。
ご存知の通り、メバルの頭や背鰭のトゲが口に引っ掛かって出そうにも出せ
なくなり、飛び上がって振り解こうとしたのですね。
水中より空中の方が抵抗が無いので、楽に振り解くには飛び上がって空中で
頭を振った方が都合が良いというのは、どの魚でも認知しているようです。
カジキやシイラ、ターポンなんかも同じ行動をします。
3度ほど大きく飛び上がって、やっとメバルが口から出たそのスズキは
暫くの間、フラフラとしながら、何度も何度も口をパクパクさせてました。
すっかり疲労困憊の様子です。やがて海中へ泳いでいきましたが、
やはり、エラ洗い自体が、相当に体力を使うんだなと実感した次第です。
飲み込まれそこなったメバルは虫の息で海面を漂ってましたが、直ぐに
カモメが飛んで来て、さらって行ってしまいました。自然界の1つのドラマを
見る様な感じでした。

さて、この異物を嘔吐して吐き出そうとする行動は、スズキの体力を相当に
奪うと言うのは実際に釣りをしていても判る事だと思うのですが、針に掛かった
(異物を食べた)自覚が無ければそういう行動をしないのでしょうか?
それは何とも言えないのですが、スズキの行動に関して言うなら、異物だと
認識しているから飛び上がって吐く、行きたくない方へ行かされるから逃げる、
暴れると言う事に尽きると思います。
昔、釣り場でこんな逸話を聞いて、実践した事があります。それは、現在でも
IGFAの2Lbラインクラスでのスズキの記録が破られていない山崎幸雄氏の
釣り方という物でした。聞く所によると、氏は大型の魚が掛かってもアワセを
入れずにロッドワークだけで簡単に魚を誘導し、リーダーをリールに巻き込ん
だ辺りでアワセを入れてから一気に勝負に出て、直ぐにランディングして
仕舞ったそうです。
まぁ、あくまで逸話なのですが、余計に暴れさせない釣り方=ラインをいたわった
釣り方と言える訳で、それは余計に魚の体力を奪わない釣り方と言えるのでは
ないでしょうか?肝心なのは、魚を楽に寄せる事が出来るロッドワークです。
スズキは総じてスタミナはなく、弱りやすい魚です。またマス類の様に体を
グルグルと回転させてまで暴れたりはしない、素直な魚だと思いますので、
ロッドの使い方1つで、魚の体力を温存出来る方法もあると思います。
低い場所で、障害物の無い場所限定ですが、先ずは魚の進行方向側へロッドを
倒すという操作を覚えてください。
え?
と思った人は、余計に試す必要がありますよ。反対側へ倒すんじゃないの?
これは逃げている魚に対して付ける角度が鋭角になってしまうので、魚が
行きたくない方向へと向かわせる結果に成り、余計に暴れる機会を与えて
しまうのです。
昔ゲームセンターにあったバス釣りゲームでロッドを魚の進行方向へ倒す操作
をしたら、ことどとくラインブレイクしました。が、これはゲームの設定がそうだった
だけですね。魚を暴れさせずにいち早く寄せるには、ラインテンションを保ったまま
魚の進行方向から、ラインを巻き込んだ方が寄せるのは早いのです。
そのラインテンションが保てなくなる=針が外れると言う事がすなわちバレると
言われていますが、その最中に外れると言う事はほとんどありません。
バレ=過剰なラインテンション=身が切れるというケースの方が多いのです。
ゲーム作者はそんな認識は無かったのでしょうw
高い場所や、テトラ周り、磯場ではこんなロッドワークはなかなか難しい状況で、
総じてケースバイケースという事もありますが、試す機会は多いはずですね。
東京湾はスズキのストック量は日本一です。色んな場所で、色んな状況で、また、
色んな釣り方で、誰でも簡単~本格的重装備まで、色々な方法で、かつ何度でも
釣れる機会は与えられているのに、同じ釣り方で同じ様に弱らせてしまっているの
では折角の機会をダメにしてしまっているのと同じです。
魚を釣り、また離すのなら、その魚に対しても、無闇に、余計に弱らせる事の
無い様な釣り方を覚えて置いて欲しいと願っています。
記:森村ハニー
これは間違いです。針を外したくてしているのではなく、エラ洗いという
行動は「嘔吐」が正解です。
スズキは食べた物を自覚している様で、、それが異物だと感じた時に口を
大きく開いて鰓蓋を開き、体を捻って腹を振り絞り、食べた物を吐き出そうと
します。これは、ルアーを咥えた時に、それは餌ではなく異物だと直感した時
にも現れる行動で、特に浅い場所などで就餌した時など、ラインを通して
手元に当たった感触すらないのに、突然飛び上がって振り解く様な行動も
したりして、驚かされる事があります。
皆さんは自然の中でスズキがそういう行動をしたのを見た事がありますか?
大抵は釣りに行った時に掛かったスズキでその姿を見る程度で、見た事が
ある人はほとんど居ないと思います。それは、就餌した物が異物であると言う
可能性がほぼゼロに等しいからだと思います。
私は1度だけですが、見た事があります。
初夏の頃の横浜、昼頃に護岸からマゴチを狙っていた時の事です。
突然、目の前の海からバシャバシャバシャーンと言う大きな音が上がりました。
ビックリしてその辺りを見ると、口から25cm位の大きなメバルの後ろ半分を
出した、これまた結構大きいスズキが海面で暴れ悶えていたんです。
余程腹が減っていたのか、やっと取った大きなメバルの頭から齧り付いたは
良い物の、大き過ぎて到底飲み込めるような代物では無かった様子です。
ご存知の通り、メバルの頭や背鰭のトゲが口に引っ掛かって出そうにも出せ
なくなり、飛び上がって振り解こうとしたのですね。
水中より空中の方が抵抗が無いので、楽に振り解くには飛び上がって空中で
頭を振った方が都合が良いというのは、どの魚でも認知しているようです。
カジキやシイラ、ターポンなんかも同じ行動をします。
3度ほど大きく飛び上がって、やっとメバルが口から出たそのスズキは
暫くの間、フラフラとしながら、何度も何度も口をパクパクさせてました。
すっかり疲労困憊の様子です。やがて海中へ泳いでいきましたが、
やはり、エラ洗い自体が、相当に体力を使うんだなと実感した次第です。
飲み込まれそこなったメバルは虫の息で海面を漂ってましたが、直ぐに
カモメが飛んで来て、さらって行ってしまいました。自然界の1つのドラマを
見る様な感じでした。

さて、この異物を嘔吐して吐き出そうとする行動は、スズキの体力を相当に
奪うと言うのは実際に釣りをしていても判る事だと思うのですが、針に掛かった
(異物を食べた)自覚が無ければそういう行動をしないのでしょうか?
それは何とも言えないのですが、スズキの行動に関して言うなら、異物だと
認識しているから飛び上がって吐く、行きたくない方へ行かされるから逃げる、
暴れると言う事に尽きると思います。
昔、釣り場でこんな逸話を聞いて、実践した事があります。それは、現在でも
IGFAの2Lbラインクラスでのスズキの記録が破られていない山崎幸雄氏の
釣り方という物でした。聞く所によると、氏は大型の魚が掛かってもアワセを
入れずにロッドワークだけで簡単に魚を誘導し、リーダーをリールに巻き込ん
だ辺りでアワセを入れてから一気に勝負に出て、直ぐにランディングして
仕舞ったそうです。
まぁ、あくまで逸話なのですが、余計に暴れさせない釣り方=ラインをいたわった
釣り方と言える訳で、それは余計に魚の体力を奪わない釣り方と言えるのでは
ないでしょうか?肝心なのは、魚を楽に寄せる事が出来るロッドワークです。
スズキは総じてスタミナはなく、弱りやすい魚です。またマス類の様に体を
グルグルと回転させてまで暴れたりはしない、素直な魚だと思いますので、
ロッドの使い方1つで、魚の体力を温存出来る方法もあると思います。
低い場所で、障害物の無い場所限定ですが、先ずは魚の進行方向側へロッドを
倒すという操作を覚えてください。
え?
と思った人は、余計に試す必要がありますよ。反対側へ倒すんじゃないの?
これは逃げている魚に対して付ける角度が鋭角になってしまうので、魚が
行きたくない方向へと向かわせる結果に成り、余計に暴れる機会を与えて
しまうのです。
昔ゲームセンターにあったバス釣りゲームでロッドを魚の進行方向へ倒す操作
をしたら、ことどとくラインブレイクしました。が、これはゲームの設定がそうだった
だけですね。魚を暴れさせずにいち早く寄せるには、ラインテンションを保ったまま
魚の進行方向から、ラインを巻き込んだ方が寄せるのは早いのです。
そのラインテンションが保てなくなる=針が外れると言う事がすなわちバレると
言われていますが、その最中に外れると言う事はほとんどありません。
バレ=過剰なラインテンション=身が切れるというケースの方が多いのです。
ゲーム作者はそんな認識は無かったのでしょうw
高い場所や、テトラ周り、磯場ではこんなロッドワークはなかなか難しい状況で、
総じてケースバイケースという事もありますが、試す機会は多いはずですね。
東京湾はスズキのストック量は日本一です。色んな場所で、色んな状況で、また、
色んな釣り方で、誰でも簡単~本格的重装備まで、色々な方法で、かつ何度でも
釣れる機会は与えられているのに、同じ釣り方で同じ様に弱らせてしまっているの
では折角の機会をダメにしてしまっているのと同じです。
魚を釣り、また離すのなら、その魚に対しても、無闇に、余計に弱らせる事の
無い様な釣り方を覚えて置いて欲しいと願っています。
記:森村ハニー