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2009年06月07日
バス持ちはスズキには良くない!その1
私がルアーフィッシングを始めたのは、スズキが最初で、其れは現在も継続していますが、
淡水魚をルアーで狙った事が一度もありません。居を河川内に移してからは、外道でこれらが
掛かったりもしますが、意図しての事ではないので外道の域は出ませんね。
昨今では、ベテランシーバサー等と呼ばれる人の多くはバス釣り経験者かと思われます。
それに伴って浸透して行っているのがいわゆるバス持ちで魚を持つ人が増えました。
私が始めた頃の雑誌にはこの様な持ち方でスズキを持つ人は少なかった様に思います。
昨今のバス釣りに対する風当たりからか、海へ進出するバサーの方々も多い様に思え
ますが、本当にそれで良いの?と、問題提起をします。
バスとシーバス、いわゆるスズキは全く異なる魚であると認識を持って釣りをしている方が
非常に少ないかと思います。また、バスとメバル、カサゴ等の根魚も全く異なるのですが、
魚の支持方法が判を押した様にバス持ちなのです。
スズキの場合、魚を掴むのに適した場所は下顎と言うのに異論を挟む余地は無いの
ですが、単純に下顎を掴んだ持ち方と、バス持ちを区分けする為に先ずは
1枚の写真を御覧下さい。

下顎を持ち、縦方向からぶら下げるのではなく、顎を横方向へ引いて、テコを使って
魚を支持する方法をいわゆるバス持ちと言うと思います。その際に、舌の部分を
裏側から押す様な形になってしまうと思います。そうする事でスズキの口は横方向に大きく
丸く、さも就餌時の様に開かれる事になってしまうのですが…
テストの為に、あえてこんな持ち方をしていますが、気に成る所はありますか?
鰓蓋が大きく開いていますよね。
不味いのはこの部分だと気付かない人が沢山いるかと思います。実際に大手サイト等
で掲載される釣魚支持画像等をずらっと見れば、この様な持ち方をして、大きく鰓蓋を開き、
それを横に持っている画像が沢山有ると思います。
何が不味いのでしょうか?
魚にとって鰓というのは生命維持に直接関わる部分で、大切な循環器です。ここが損傷
してしまうと、直ぐに死が訪れるといっても過言ではありません。人間で言う肺と同じ様に
酸素を取り込んで二炭化酸素を放出するガス交換を行うのと、魚体の塩分濃度を調節する
浸透圧調整機能、それとアンモニアを排出する機能もあります。これまた人で言うなら
肺と膀胱が一緒に成った様な物ですね。
しかも、これは鰓が水中にあって、間を水が通らないと機能しないという厄介な物です。
良く、掛かった魚を弱らせるには「空気を吸わせろ」と言われるのですが、これは単に
空気を吸わせる事が出来る様に「弱らせる事」が主目的であって、空気を吸ったから
直ぐに弱ったというのとはちょっと違うと思いますが、そこまで弱らせた魚の循環機能を
更に奪う事で、もっと弱らせる事が出来るのと同意だと思います。
ご存知の通り、魚は水中でしか生きられません。だから水中でしか機能しない器官を
持っているのです。その器官を、水中から揚げて、更に露出させたらどうなるのでしょうか?
待っているのは乾燥という厄介な事です。
乾燥が始まってしまうと、その機能を回復させるためには再びの湿潤が必要に成り、
余計に湿潤の為のロスタイムが必要に成って、そのせいで更に機能回復が遅れます。
鰓蓋を開いただけで直ぐに乾燥なんかしないんじゃないの?
では、こちらの画像を。

上の魚を真上から見たものです。口が大きく開かれ、鰓が全て露出して、向こう側が
見える位になっているのがお分かりでしょうか?
空気は狭所を通過する事で流速を早め、乾燥させるという事を行います。ある洗濯乾燥機
や、イカ干し製造機などはグルグル回して空気を通過させ、乾燥を早めたりしますよね。
この開かれた鰓蓋の間を通過する空気でも同じ事が起こっています。空気なので見えて
いないだけです。
私のテストでは、釣上げて鰓蓋を全く開かずの1分と、開いたままにしておいた1分では確実に
魚の弱り方に差異が現れました。もし、写真撮影のために自分で準備しながらも、その間ずっと
開いた持ち方のままだったら?生存期待度の薄い後始末と言わざるを得ません。
例えば、イケスの中に入っている活魚や、観賞用の魚、これらを売る為には、先ず生きている
事が前提で売っていますよね、しかも、元気な物ほど良いといわれるのは当たり前です。
弱っていたりすれば、売り物には成らないというのは誰でも判る事ですね。その売り物である
生きた魚を選別するのに、わざわざ弱らせるような持ち方をして選別したら、
「お客さん、悪いけどその魚を買ってって」と言われるのは間違いないでしょう。
釣った魚の扱いはどうしようとその人の勝手ですが、極力弱らせる事無く離すのと、弱らせ
放題の事をしといて離すのでは、全く異なります。
スズキの、リリース前提の釣りでは
バス持ちはするべきではない
と、ハッキリ言いましょう。
何故、スズキでは良くないのでしょうか?
スズキは口から鰓蓋に掛けての体の構造上、下顎を下げて、裏側から舌を押すと鰓が
大きく開いてしまう構造になっています。これは他の魚と比較しても、スズキだけが常に
こんな状態になってしまう事が挙げられます。そんな持ち方でも、バスはそれほど酷くなく、
また一部の根魚は、同様の持ち方をしても鰓蓋が全く開かなかったりします。
単に魚を支持するのに、横方向へ開かなければならない必然はそれほど多くないはず
なのですが、このような持ち方が、間違った持ち方であると提起しなければ、このSAVE
の4項の様な事が減って行かないのでは?と思います。
では、どうすれば良いのか?
ランディングツールを活用してください。点接触で下顎を縦方向へ引っ張る(吊るす)様に
すれば、口は横開きせず、鰓蓋が開くのを防ぐ事が出来ます。

これは下顎の横方向への広がりを防ぐ事が主目的なので、折角のツールを使っていても、
魚を横持ちしたりして、頭を上に持ち上げるような支持をすると、また鰓が露出してしまい
ますから注意が必要です。また、ツールを使わずに、親指と、人差し指だけで摘む様に
支持するだけで鰓蓋が開きます。特に小型の魚ではそれが顕著に現れます。僅か1cm
程の幅しかない指で支持するだけで、下顎は横に広がり、鰓蓋を広げてしまうので実に
厄介なのです。
点接触させるのが主目的な、これら幅の無いツール類は昨今色々な製品が販売されて
いますが、掴む部分の幅があって、必然的に開いてしまう製品もない訳ではありません。
また、幅の無い薄型の掴みを持つ物の中には端部の処置が悪くエッジが立っている物
や、鋭くて口幕に簡単に穴を開けてしまう製品もあるようです。それらはまた別の機会に
御話しする事にしましょう。
まぁ、とは言うものの、水中に入れていた魚をバス持ちして、直ぐに戻すぐらいの短時間
(それこそ10秒程度)であれば、それほど極端な弱り方をしないのですが、1人で釣りを
していると、どうしても色んな準備に時間が掛かりますから、弱り方も大きくなるのは否めず、
先ずは、極力そういった持ち方の習慣は付けないという事が肝心かと思います。
また、その時の自分の立ち位置(2項の釣りに対するスタンス)が何処にあるのか?
自分でしっかり決めておく必要があると思います。いくらメディアで他の人達が同様の
持ち方をしているのを見たからといって、その後離しているのか?キープしているのか?
では、魚の扱いは変わってしまうはずです。写真を取った時の格好だけ同じで、その後が
全く異なるのでは本末転倒です。
一度釣上げた魚を離しても、絶対に生存していると胸を張って言える様に成りたい物です。
記:森村ハニー
淡水魚をルアーで狙った事が一度もありません。居を河川内に移してからは、外道でこれらが
掛かったりもしますが、意図しての事ではないので外道の域は出ませんね。
昨今では、ベテランシーバサー等と呼ばれる人の多くはバス釣り経験者かと思われます。
それに伴って浸透して行っているのがいわゆるバス持ちで魚を持つ人が増えました。
私が始めた頃の雑誌にはこの様な持ち方でスズキを持つ人は少なかった様に思います。
昨今のバス釣りに対する風当たりからか、海へ進出するバサーの方々も多い様に思え
ますが、本当にそれで良いの?と、問題提起をします。
バスとシーバス、いわゆるスズキは全く異なる魚であると認識を持って釣りをしている方が
非常に少ないかと思います。また、バスとメバル、カサゴ等の根魚も全く異なるのですが、
魚の支持方法が判を押した様にバス持ちなのです。
スズキの場合、魚を掴むのに適した場所は下顎と言うのに異論を挟む余地は無いの
ですが、単純に下顎を掴んだ持ち方と、バス持ちを区分けする為に先ずは
1枚の写真を御覧下さい。
下顎を持ち、縦方向からぶら下げるのではなく、顎を横方向へ引いて、テコを使って
魚を支持する方法をいわゆるバス持ちと言うと思います。その際に、舌の部分を
裏側から押す様な形になってしまうと思います。そうする事でスズキの口は横方向に大きく
丸く、さも就餌時の様に開かれる事になってしまうのですが…
テストの為に、あえてこんな持ち方をしていますが、気に成る所はありますか?
鰓蓋が大きく開いていますよね。
不味いのはこの部分だと気付かない人が沢山いるかと思います。実際に大手サイト等
で掲載される釣魚支持画像等をずらっと見れば、この様な持ち方をして、大きく鰓蓋を開き、
それを横に持っている画像が沢山有ると思います。
何が不味いのでしょうか?
魚にとって鰓というのは生命維持に直接関わる部分で、大切な循環器です。ここが損傷
してしまうと、直ぐに死が訪れるといっても過言ではありません。人間で言う肺と同じ様に
酸素を取り込んで二炭化酸素を放出するガス交換を行うのと、魚体の塩分濃度を調節する
浸透圧調整機能、それとアンモニアを排出する機能もあります。これまた人で言うなら
肺と膀胱が一緒に成った様な物ですね。
しかも、これは鰓が水中にあって、間を水が通らないと機能しないという厄介な物です。
良く、掛かった魚を弱らせるには「空気を吸わせろ」と言われるのですが、これは単に
空気を吸わせる事が出来る様に「弱らせる事」が主目的であって、空気を吸ったから
直ぐに弱ったというのとはちょっと違うと思いますが、そこまで弱らせた魚の循環機能を
更に奪う事で、もっと弱らせる事が出来るのと同意だと思います。
ご存知の通り、魚は水中でしか生きられません。だから水中でしか機能しない器官を
持っているのです。その器官を、水中から揚げて、更に露出させたらどうなるのでしょうか?
待っているのは乾燥という厄介な事です。
乾燥が始まってしまうと、その機能を回復させるためには再びの湿潤が必要に成り、
余計に湿潤の為のロスタイムが必要に成って、そのせいで更に機能回復が遅れます。
鰓蓋を開いただけで直ぐに乾燥なんかしないんじゃないの?
では、こちらの画像を。
上の魚を真上から見たものです。口が大きく開かれ、鰓が全て露出して、向こう側が
見える位になっているのがお分かりでしょうか?
空気は狭所を通過する事で流速を早め、乾燥させるという事を行います。ある洗濯乾燥機
や、イカ干し製造機などはグルグル回して空気を通過させ、乾燥を早めたりしますよね。
この開かれた鰓蓋の間を通過する空気でも同じ事が起こっています。空気なので見えて
いないだけです。
私のテストでは、釣上げて鰓蓋を全く開かずの1分と、開いたままにしておいた1分では確実に
魚の弱り方に差異が現れました。もし、写真撮影のために自分で準備しながらも、その間ずっと
開いた持ち方のままだったら?生存期待度の薄い後始末と言わざるを得ません。
例えば、イケスの中に入っている活魚や、観賞用の魚、これらを売る為には、先ず生きている
事が前提で売っていますよね、しかも、元気な物ほど良いといわれるのは当たり前です。
弱っていたりすれば、売り物には成らないというのは誰でも判る事ですね。その売り物である
生きた魚を選別するのに、わざわざ弱らせるような持ち方をして選別したら、
「お客さん、悪いけどその魚を買ってって」と言われるのは間違いないでしょう。
釣った魚の扱いはどうしようとその人の勝手ですが、極力弱らせる事無く離すのと、弱らせ
放題の事をしといて離すのでは、全く異なります。
スズキの、リリース前提の釣りでは
バス持ちはするべきではない
と、ハッキリ言いましょう。
何故、スズキでは良くないのでしょうか?
スズキは口から鰓蓋に掛けての体の構造上、下顎を下げて、裏側から舌を押すと鰓が
大きく開いてしまう構造になっています。これは他の魚と比較しても、スズキだけが常に
こんな状態になってしまう事が挙げられます。そんな持ち方でも、バスはそれほど酷くなく、
また一部の根魚は、同様の持ち方をしても鰓蓋が全く開かなかったりします。
単に魚を支持するのに、横方向へ開かなければならない必然はそれほど多くないはず
なのですが、このような持ち方が、間違った持ち方であると提起しなければ、このSAVE
の4項の様な事が減って行かないのでは?と思います。
では、どうすれば良いのか?
ランディングツールを活用してください。点接触で下顎を縦方向へ引っ張る(吊るす)様に
すれば、口は横開きせず、鰓蓋が開くのを防ぐ事が出来ます。
これは下顎の横方向への広がりを防ぐ事が主目的なので、折角のツールを使っていても、
魚を横持ちしたりして、頭を上に持ち上げるような支持をすると、また鰓が露出してしまい
ますから注意が必要です。また、ツールを使わずに、親指と、人差し指だけで摘む様に
支持するだけで鰓蓋が開きます。特に小型の魚ではそれが顕著に現れます。僅か1cm
程の幅しかない指で支持するだけで、下顎は横に広がり、鰓蓋を広げてしまうので実に
厄介なのです。
点接触させるのが主目的な、これら幅の無いツール類は昨今色々な製品が販売されて
いますが、掴む部分の幅があって、必然的に開いてしまう製品もない訳ではありません。
また、幅の無い薄型の掴みを持つ物の中には端部の処置が悪くエッジが立っている物
や、鋭くて口幕に簡単に穴を開けてしまう製品もあるようです。それらはまた別の機会に
御話しする事にしましょう。
まぁ、とは言うものの、水中に入れていた魚をバス持ちして、直ぐに戻すぐらいの短時間
(それこそ10秒程度)であれば、それほど極端な弱り方をしないのですが、1人で釣りを
していると、どうしても色んな準備に時間が掛かりますから、弱り方も大きくなるのは否めず、
先ずは、極力そういった持ち方の習慣は付けないという事が肝心かと思います。
また、その時の自分の立ち位置(2項の釣りに対するスタンス)が何処にあるのか?
自分でしっかり決めておく必要があると思います。いくらメディアで他の人達が同様の
持ち方をしているのを見たからといって、その後離しているのか?キープしているのか?
では、魚の扱いは変わってしまうはずです。写真を取った時の格好だけ同じで、その後が
全く異なるのでは本末転倒です。
一度釣上げた魚を離しても、絶対に生存していると胸を張って言える様に成りたい物です。
記:森村ハニー
2009年06月04日
これからの季節は
随分時間が経ってしまいました。
放置していた訳ではなく、研究材料が揃わなくて苦労していたんです。
今年のホーム荒川は、かように釣れないスタートと成ってしまいました。
前回予告した魚の持ち方について、もう少し材料が欲しい所ですので、
お待ち下さいませ。
今回はちょっとテーマを変えます。
釣魚の扱いについて、以前にもお話しました素手で触る事よりもっと
良くない事が有ります。それは日中の日差しで暖められた
乾いたコンクリートの場所に直置きする事です
レース観戦している方ならご存知かと思いますが、スタート前に、その日の
気温と路面温度のアナウンスがありますね。天候晴れ、無風、気温28度、
路面温度53度とか言う風に言ったりします。
かように地表の温度は日差しで熱せられます。例の様に53度まで上がる事も
あるんですよ。人間の体温よりはるかに高い場所に、釣った魚を直置きしたら、
それはもう活魚の地獄焼きにしか成らないのはお分かり頂けるかと思います。
また、日中日差しが強かったりすると、暖められたコンクリートが意外と
温度が下がらずに暖かかったりするのを実感した方も多いのではない
でしょうか?陽が落ちたら途端に温度が下がるという訳でもないのです。
意外とこの辺は皆さんが余り気にしていなかった部分かと思います。
しかし、写真を撮る為には魚を置かなければ成らない場合は、生存、保護
目的観点からすれば、写真撮影を諦めるより方法がありません。何とか
魚の粘液を保護して、地表からの熱を断熱する方法は無い物か?と、
色々と思案していました。
魚を置く下敷きに成る物で、携行性が良く、断熱出来て、吸水しない物。
しかも、滑らない事、風で飛ばされない事、メンテナンスし易い事等が
求められます。
製品の内、素材に関して幾つか候補は挙がったのですが、ウレタン、スポンジ
の類は大方が吸水するのでパス、断熱性は良いのですが、吸水しない様にする
には、予め濡らす必要があり、水辺まで降りられない場合には全く使い物に
ならないという事に成ってしまいます。どんな状況でも使えるというのであれば、
先ず、ドライでも使えなければ意味がありません。
吸水を避けるのには理由がありまして、それは体表の粘液の剥離率を下げ
たいからです。前項でも述べました様に魚は体表を粘液で覆われていますが、
これを剥離してしまうのは余り好ましい事ではないのには間違いありません。
吸水してしまう素材、例えばタオルや軍手等で魚を掴むと判ると思いますが、
体表の粘液が吸水素材側に移ってしまいます。つまり、これは水を吸っている為に
粘液が吸水している側に引っ張られた訳で、そのまま魚を離せば、粘液は
ベリッと剥がされて仕舞う訳です。これでは本末転倒ですね。
また、断熱するには中間に空気層が必要で、ある程度の距離(素材の厚み)
が発生してしまい、携行性の悪さに繋がってしまいますので、中々お勧め
出来うる素材がありませんでした。断熱の為に空気層を持ち、表面は吸水しない
って事で思いつくのはお風呂マットですが、粘液でヌルヌルした魚をその上に
乗せたら滑ってしまってこれまた良くありません。
また、断熱の為に用いるべき厚手のウレタン等はそれ自体が熱を帯びてしまう事が
あるので、例えば携行(バック等に入れて)していて、出したら熱を持っていたという
のでは、これまた話になりません。使用時に熱を帯びていない事が必要です。
そんなある時、たまたま立ち寄った100均のキャンドゥでこんな物を見つけました。

EVA樹脂製の洗濯板の様ですが、着目したのはその凹凸です。規則的に
並んでいるので、点接触になり、面でベッタリくっついて、接触面の粘液が
全剥離という事は避けられそうです。いわば、ゴム製ネットの様でもありますね。

裏表を比較してみると凹凸になってますが、使用するのは凹面です。凸面を
使うと間に空気が通ってしまいますので、此処から乾燥が始まりますから、
空気の通りにくいほうを魚面にして、通り易い方を断熱に使うということです。
凸面を下にして間に空気を通せば、地面から放出される温度を下げる事が出来、
断熱効果が期待できます。
実際に釣り場に持ち込んで計測して見ました。
余りに安物ばかりで揃えたので、かなりアバウトですが、目安にはなると思います。
先ずはその日の気温28度です。

いやはや、1人で撮影すると色々苦労しますw
次にその釣り場で魚を置くであろう場所を測定します。

画像では切れてしまったのですが、アルコール部分が路面に接触する様に温度計を
加工していますので、直接接触させてから、2分後の温度です。やはり高く33度ですね。
ただ、この日は風が8mほど吹き続けていたので、比較的温度上昇は少なかった
と思いますが、気温と5度差が有ります。

この画像で判ると思いますが、同じ様にシートを置いて2分後の温度、30度弱です。
計測時間が2分と少なかったのは、写真を撮ってリリースするまでに要する時間
の想定です。これ以上時間を掛ければ、魚そのものの生命に関わりますので、
手早く行いたい所です。
実際に使用してみるとこんな感じでした。

シート1枚の前後の長さが約36cmなので、2枚で70cm、3枚有ればメーター級でも
敷く事が出来ます。
実際に使ってみて思ったのですが、魚の弱りが少ないのです。別の魚で試した時に
撮影と準備が比較的短時間ですみましたので、撮影後にそのままシートをひっくり
返して離してみたのですが、そのまま何事も無かったように泳いで行ったのには
驚きました。完全断熱とまではいかないものの、温度上昇が1度程度なら及第点
かと思います。
また、吸水しない事と点接触のお陰もありましょう。素材への魚の匂い移りが少なく、
3匹の魚で使用した後に、一晩そのまま袋に入れて放置してみたのですが、以前の
厚手のビニール使用の時のような、むせかえる様な匂いまでは有りませんでした。
軽く台所洗剤とスポンジの併用で食器を洗うような感覚で洗えば匂いも残りません。
元々、洗濯板ですからw
携行はこんな感じで行えます。

2つに折り畳んでA5サイズのチャックバックに入れてます。この程度の大きさなら、
大抵の大型ウェストバックや、タクティカルベストの類のルアーケースの裏に忍ばせても
かさばる事も無く使えますね。匂い移りを避けられるチャックバックに入れて、携行できる
のは非常に助かります。
テスト:森村ハニー
放置していた訳ではなく、研究材料が揃わなくて苦労していたんです。
今年のホーム荒川は、かように釣れないスタートと成ってしまいました。
前回予告した魚の持ち方について、もう少し材料が欲しい所ですので、
お待ち下さいませ。
今回はちょっとテーマを変えます。
釣魚の扱いについて、以前にもお話しました素手で触る事よりもっと
良くない事が有ります。それは日中の日差しで暖められた
乾いたコンクリートの場所に直置きする事です
レース観戦している方ならご存知かと思いますが、スタート前に、その日の
気温と路面温度のアナウンスがありますね。天候晴れ、無風、気温28度、
路面温度53度とか言う風に言ったりします。
かように地表の温度は日差しで熱せられます。例の様に53度まで上がる事も
あるんですよ。人間の体温よりはるかに高い場所に、釣った魚を直置きしたら、
それはもう活魚の地獄焼きにしか成らないのはお分かり頂けるかと思います。
また、日中日差しが強かったりすると、暖められたコンクリートが意外と
温度が下がらずに暖かかったりするのを実感した方も多いのではない
でしょうか?陽が落ちたら途端に温度が下がるという訳でもないのです。
意外とこの辺は皆さんが余り気にしていなかった部分かと思います。
しかし、写真を撮る為には魚を置かなければ成らない場合は、生存、保護
目的観点からすれば、写真撮影を諦めるより方法がありません。何とか
魚の粘液を保護して、地表からの熱を断熱する方法は無い物か?と、
色々と思案していました。
魚を置く下敷きに成る物で、携行性が良く、断熱出来て、吸水しない物。
しかも、滑らない事、風で飛ばされない事、メンテナンスし易い事等が
求められます。
製品の内、素材に関して幾つか候補は挙がったのですが、ウレタン、スポンジ
の類は大方が吸水するのでパス、断熱性は良いのですが、吸水しない様にする
には、予め濡らす必要があり、水辺まで降りられない場合には全く使い物に
ならないという事に成ってしまいます。どんな状況でも使えるというのであれば、
先ず、ドライでも使えなければ意味がありません。
吸水を避けるのには理由がありまして、それは体表の粘液の剥離率を下げ
たいからです。前項でも述べました様に魚は体表を粘液で覆われていますが、
これを剥離してしまうのは余り好ましい事ではないのには間違いありません。
吸水してしまう素材、例えばタオルや軍手等で魚を掴むと判ると思いますが、
体表の粘液が吸水素材側に移ってしまいます。つまり、これは水を吸っている為に
粘液が吸水している側に引っ張られた訳で、そのまま魚を離せば、粘液は
ベリッと剥がされて仕舞う訳です。これでは本末転倒ですね。
また、断熱するには中間に空気層が必要で、ある程度の距離(素材の厚み)
が発生してしまい、携行性の悪さに繋がってしまいますので、中々お勧め
出来うる素材がありませんでした。断熱の為に空気層を持ち、表面は吸水しない
って事で思いつくのはお風呂マットですが、粘液でヌルヌルした魚をその上に
乗せたら滑ってしまってこれまた良くありません。
また、断熱の為に用いるべき厚手のウレタン等はそれ自体が熱を帯びてしまう事が
あるので、例えば携行(バック等に入れて)していて、出したら熱を持っていたという
のでは、これまた話になりません。使用時に熱を帯びていない事が必要です。
そんなある時、たまたま立ち寄った100均のキャンドゥでこんな物を見つけました。
EVA樹脂製の洗濯板の様ですが、着目したのはその凹凸です。規則的に
並んでいるので、点接触になり、面でベッタリくっついて、接触面の粘液が
全剥離という事は避けられそうです。いわば、ゴム製ネットの様でもありますね。
裏表を比較してみると凹凸になってますが、使用するのは凹面です。凸面を
使うと間に空気が通ってしまいますので、此処から乾燥が始まりますから、
空気の通りにくいほうを魚面にして、通り易い方を断熱に使うということです。
凸面を下にして間に空気を通せば、地面から放出される温度を下げる事が出来、
断熱効果が期待できます。
実際に釣り場に持ち込んで計測して見ました。
余りに安物ばかりで揃えたので、かなりアバウトですが、目安にはなると思います。
先ずはその日の気温28度です。
いやはや、1人で撮影すると色々苦労しますw
次にその釣り場で魚を置くであろう場所を測定します。
画像では切れてしまったのですが、アルコール部分が路面に接触する様に温度計を
加工していますので、直接接触させてから、2分後の温度です。やはり高く33度ですね。
ただ、この日は風が8mほど吹き続けていたので、比較的温度上昇は少なかった
と思いますが、気温と5度差が有ります。
この画像で判ると思いますが、同じ様にシートを置いて2分後の温度、30度弱です。
計測時間が2分と少なかったのは、写真を撮ってリリースするまでに要する時間
の想定です。これ以上時間を掛ければ、魚そのものの生命に関わりますので、
手早く行いたい所です。
実際に使用してみるとこんな感じでした。
シート1枚の前後の長さが約36cmなので、2枚で70cm、3枚有ればメーター級でも
敷く事が出来ます。
実際に使ってみて思ったのですが、魚の弱りが少ないのです。別の魚で試した時に
撮影と準備が比較的短時間ですみましたので、撮影後にそのままシートをひっくり
返して離してみたのですが、そのまま何事も無かったように泳いで行ったのには
驚きました。完全断熱とまではいかないものの、温度上昇が1度程度なら及第点
かと思います。
また、吸水しない事と点接触のお陰もありましょう。素材への魚の匂い移りが少なく、
3匹の魚で使用した後に、一晩そのまま袋に入れて放置してみたのですが、以前の
厚手のビニール使用の時のような、むせかえる様な匂いまでは有りませんでした。
軽く台所洗剤とスポンジの併用で食器を洗うような感覚で洗えば匂いも残りません。
元々、洗濯板ですからw
携行はこんな感じで行えます。
2つに折り畳んでA5サイズのチャックバックに入れてます。この程度の大きさなら、
大抵の大型ウェストバックや、タクティカルベストの類のルアーケースの裏に忍ばせても
かさばる事も無く使えますね。匂い移りを避けられるチャックバックに入れて、携行できる
のは非常に助かります。
テスト:森村ハニー