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2015年06月03日

バス持ちは本当に良くない

また、本編からの転載です。大幅に加筆修正を加えていますが、ようやく3万PV
を超えたので、思い出した様な地道なアップロードも、それを置いておけば、どなた
かが見て参考にしてくれているのだなと思います。


この記事中で閲覧数が一番多いのが、「スズキにバス持ちは良くない」という
記事なのですが、長い事その2があるとしながらも追試が出来ないという側面
があり、今の今まで検証が出来ずに居ました。


しかし、本当にネットというのは、見たままを何も考えずにそのままやってしまう
方々ばかりなのだと実感させられます。釣魚のそういう扱いは良いのか悪いのか?
全く自己判断すらせずに見たままをやってしまう。其れが伝播する世界なのだと
思わされます。


釣った魚は貴方の物ですから、何をどうしようと自由ですが、そうして見せて
いる事で、本当は良く無い事が広まっている。とすれば、WEB上で見せて
良い事、悪い事の判断は付くかと思います。


今回の記事も、そういう一端ですから、参考にして、是正出来る物であれば
是正する動きが出てくれればと願って止みません。




最初にモノを紹介しようと思う。ソレがコレ。

バス持ちは本当に良くない


小型のフィッシュクリップです。オクでも売っている方が居るんですが、970円
と言う有り得ない送料が上乗せされて、合計で2000円超える値段に成るとか、
送料は安くても単価が高いとか、かと。でも、送料無料で1000円切って買えました。
向こうは同じモノでも探せば安いのは必ず見つかります。プロックスのフッシュ
キャッチャーミニが相当品でしょう。もっとも、ソレは3000円超えますw


大きさを比較しますわな。

バス持ちは本当に良くない


まぁ、こんな小ささ。


で、何でこんなモノを買ったか?と言うと、メバル釣り用です。小型の魚には小型
のクリップが相当で、プラ製の安い類似品もありますが、ワニ口の幅が広めな方が
魚を傷付け難いと思ってのコレ。時々見ますが、小さなメバルの口に、シバソに使う
用の大きなクリップを無理クリ突っ込んでいる方が居ますね、可哀想とかいう感情
論ではなく、ソレは止めましょうよ。


私はシバソ歴と同じ位のメバル釣り歴が有ります。エコギアのグラスミノーSや
SSが出る前の、クラッピースライダーぐらいしか無かった時代からですから相当に
長い。私が始めた頃に生まれた赤ん坊はもう成人していますw


そういう好きな釣りなので、今でもロッドを作ったりしていますが、あれ?全然メバル
釣りに行って無いじゃん。と、気付く人は気付くでしょう。行かない理由は後述する
として、今後の話をします。



少子化し、小売業が衰退。このままじゃ釣り業界そのものが衰退するんじゃないか?
等と言う前に、大事な事を忘れてはいけません。釣り場は魚が居てこそ成立します。
魚が居なくなった釣り場には誰も来ないし、魚がいるからこそ成り立って行けるのです。
釣り方が判っている大人が子供を教育するにしても、昔と同じ方法でやっても釣れなく
なったとすれば、親が教えた方法なんか意味が無いのです。だから、今必要なのは、
親が子供へ対して教えるのではなく、親そのものや、その前の世代への教育です。


何で遡って其処まで教育せなならんのか?教育は伝わって行きますから、子供が
悪ければ、「親の教育が…」と言われるのは当たり前だからです。親がシッカリと教育
を受けていれば、ソレがちゃんと子供にも伝わります。


しかし、少子化、高齢化社会を向かえ、これからは暇が出来た団塊の世代が大量に
釣り場に訪れる様に成る。申し訳ないけれど、傍目から見る彼らの釣りはとても教育
が成された物では無い「漁る(すなどる)」釣りが主です。外道や小型の魚を堤防に
叩き付けて放置、流石にゴミはある程度片付ける方が殆どですが、混雑時の割り込み
や、横の人に被せて投げるのもヘイチャラな方が多いのが実際です。


我々ルワマソと同じ事をする老人は稀有ですが、その理由は投げると疲れるからと
いう単純な物がゆえに、我々でいうキャスト数と釣果はイコールという理屈を、投げる
物の数でカバーしようとします。つまり、大量の投げ竿が釣り場に持ち込まれ、著しい
釣り場の専有化が行われます。余りに目に余る為に、釣り公園などの釣り場では、
投げ竿は1人3本までとか、投げ釣り禁止!とかのルールを作ってしまわないと成らなく
成りました。それほどまでに酷いのも彼らが生き抜いて来た時代特有の物でもあり、
また、素直には聴く耳を持たないのも特徴かと。


そんな彼らが大量流入するであろう公的釣り場はいっときは老人サロンと化す
かも知れませんw


そうなると増えるのがトラブル。トラブルを嫌がる若い方はその釣り場へは近寄ろう
としなくなり、若い者は若い者だけの釣り場を求めようとします。今はそれが可能な
状態ではありません。東京近郊に限って言えば、ソーラス条約で釣り場は半減され、
そしてオリンピック開催で釣り場がもっと少なく、狭められてしまいました。彼ら老人と、
嫌でも共存して行かないと成らなくなりました。


で、釣り場では、そこで見た物、聞いた物が伝わります。例えばゴミ、釣り場のゴミって
不思議な物で、綺麗に片付けられていると、わざわざゴミを放置していく人は殆ど居
ないのですが、それが1つ2つと増えていくと、途端に一気に増えて汚れ始めます。
これはアオリ狙いで、外房のとある漁港で毎日の様に張り付いていた時ですが、エギ
に引っ掛かった海草を誰かが堤防上に捨て始めると、皆が同様な事をし始めます。
で、一気にそこらじゅう海草だらけに成って異臭を放ち始める。


この前のザ・フィッシングの春の大型アオリイカという番組中でも、そんな状態の堤防
で釣りをしていましたね。護岸の上の部分は全て引き上げられたホンダワラで覆い
尽くされ、足の踏み場も無い程でした。其処に上がって釣りをしていました。


誰がそんな事をしたのでしょうか?判っています。しかも、それはアオリイカの産卵場
である藻場を荒らして、卵を産みつける場所を刈り取っているに等しい行為だと判らない
のでしょうか?呆れた釣り場に、それを堂々と見せている呆れた内容でした。


その堤防でも、余りに目に余るので、其処に行く前にホムセンに寄って竹箒を買って
釣り場に持ち込み、来ている連中で自主的に定期的に清掃する様にとしておいたら、
釣り場は結構綺麗なまま保全されていました。しかし、誰かがその竹箒を持ち去ったり
すると、また元の木阿弥です。清掃具が釣り場に有れば清掃もするけど、わざわざ
自分で買ってまではしない。ふぅん。そういうモンなのか…と思いましたネ。



これからは、自らその役を買って出ましょうよ、親なれば、子へお手本として示す行動
をすべきでしょう。メディアに登場するのであれば、登場する事でその責は少なからず
負っています。初心者に対しては、ベテランであれば、親も同然です。釣り番組もしかり。
見せるべきは魚を釣る事だけでは済まされないと思います。



別に貶める為に紹介するのではないのですが、認知度はほぼ100%であり、この世界
の先駆者として、あえて登場して貰おうかと思います。しかし、これからお話しする事への
導入として画像を転用するのはいささか気が引けますゆえ、ご自身で以下の語句で画像
検索して下さい。




「村越正海 メバル」




出て来た画像は、どれも何時もの良い顔をしていますね。しかし、ある共通な事にも
気付くかと思います。写真に納まった師はどれも同じ様な持ち方をしている事に。



そうです。バス持ちしていますね。



以前にこのSAVE FISINGにて「スズキのバス持ちは良くない」と説きましたが、その
時に「その1」としたのには続きがあるからだったんです。今の今まで放置していたん
ですが、機会が無く、今までちゃんと検証できずに居ますw


なので、その2たる部分なのですが、バス持ち=下顎をこれでもかという程下に向けて
引っ張って魚を支持するという事ですが、そうされた後に離された魚はどうなってしまう
のでしょうか?


顎が外れる等という意見も散見されますが、魚の顎関節を外すのは殆ど無理です。
試しにやって御覧なさい。そう見えてしまうのは、顎を上下させる筋肉が無理に引っ
張られる事で伸ばされ切って、ついには弛緩してしまい、今度は、戻るまでは口が
ちゃんと閉じられなくなるのです。



この事に気付いたのは、本当に皮肉な事にソルスト誌上の記事であった「リリース後の
シーバスを水中撮影で追う」という内容の記事写真でした。


釣り上げられ、バス持ちされて写真に納まった後に蘇生術を施され、その後に泳いで
いる姿を連続水中写真で追っていたのですが、その全ての写真中でシバソの口は半開き
のままです。回復までどの程度の時間が掛かるのか判りません。なので、このSAVE
FISHING上に於いても、シッカリ検証ができなかったのです。


顎の力が遥かに強いシバソでこんな具合ですから、もっと弱いメバルに対してこんな
事をした後って想像が付くかと思います。師はこの前に放映されたザ・フィッシングの
東京湾メバルに於いても、全く同様の扱いをして離していました。こういう理由があると
判っていれば、釣った魚を離すのなら、そんな事をしてはダメってのぐらい判りますよねw


実は最近の我がSAVE FISHNGに於いても、検索語句で一番多いのが「魚、持ち方」
なのです。皆さん疑問に思っているか、或いは判らない。という事が導き出されます。


口が閉じられなくなるとどんな不具合が出るんでしょうか?


硬骨魚類で鰓蓋を開いたり閉じたりして呼吸する魚は、口から水を吸い込んで、口を
閉じて鰓蓋から水を排出する事で循環させ、鰓から酸素の供給とアンモニアの排出を
行います。そこで閉じたくても閉じられない口から勝手に水が出てしまうので、鰓に充分
に水を通す事が出来ず、呼吸が苦しく成りますね。なので、ソレを逃れる為に泳ぎ続け
て鰓に水を通し続けないと成らなくなります。そう、鰓蓋を持たないサメ類と同じ様に
しないと窒息してしまいます。


釣り上げられて疲弊している所に持って来て、離されても、生きたければ泳ぎ続けろ!と
強制されるのです。更に余計なダメージを与えているに等しい行為です。ただ、そう持った
だけなんですがw


クリップで口幕を破るより、此方の方が本当に魚に与えるダメージは大きいと思われます。
だから、そうしない、させない為に、あえて今回小型のクリップを買い求めてみたという
訳です。


またぞろ資源保護の為にリリースしましょうとか言う胡散臭い話wに成るのですが、本来、
リリースは生き長らえてくれなければ余り意味はありません。釣りとて、散々な目に合わせ
といて、それでも生き残れと此方のエゴを魚に押し付けるモノではありますが、魚が減る
方法を形だけ見せているのでは、ちゃんとした教育を受けている事にも、伝えてる事にも
全く成りません。


そうした扱いを受けた魚が増える場所ってのはどうでしょうか?リリースしていても、やはり
魚は減る一方です。普通に釣り上げる事で釣獲圧はあるのに、離されても生存していない
のであれば、オールキープされているのと変わりません。メバルやカサゴは根魚で、定着性
が強く、誰もが冬~春に掛けて適当に楽しめるターゲットなのですが、その定着性が故に
釣獲圧を受けると途端に減ります。そうしてダメに成った釣り場を上げればキリが無い程です。


湾奥のメバルは臭くて食えない。のですが、釣りは楽しめます。しかし、叩き続けると本当
に翌年からガクッと減る事を長いキャリアで身に染みて感じてきましたので、「あえて、メバル
釣りは継続的にやらない」という所に落ち着きました。


でも、やるからには、離しても生存確率の高い釣り方で楽しみたいと思います。今回のミニ
クリップ購入はそういう一環です。使うかどうか?いや、使いたいなと思いながら、皆さんの
釣果を見て満足してしまうのかもしれませんがw


                                                                (森村ハニー)



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この記事へのコメント
こんにちは。バス持ちの検索でこちらに辿り着きました。
魚のリリースについて書かれていらっしゃいますが、トリプルフック?
1匹の魚に針が6本はなんとも言えない気持ちになります。
リリース前提であれば、シングル(リアフック1本)もご検討なさいませんか?
フッキングしてしまえば意外とバレませんよ。
まあ個人の自由だろ、と言われればそれまでですが。
ルアーのバランスは腹フックの代わりにスプリットリング+ガン玉で十分チューニング。ここも腕の見せどころかと思いますよ。
Posted by 北の鱒釣人(通りすがり) at 2016年02月28日 18:23
初めまして、コメントをありがとうございます。

シングルフックの使用によるダメージの軽減に付いては充分に理解しておりますが、何故其処まで踏み込まないのか?と申しますと、それでも全く傷付かない訳ではないという部分があります。

やもすると、シングルを使っているからダメージが少なくて大丈夫と言う風に、思考がそこで停止してしまうんですね。むしろ逆にトリプルフックを使って大きくダメージを与えた事を経験する事が返って「学び」に繋がり、またシングルでのダメージはどうなのか?と検証して、これまた学ぼうとします。

必要なのは声高に提唱する事ではなく、むしろ釣り人側の方がその実際を経験して、個々に学んで欲しいと考えていますし、その為に必要な事はWEB中に沢山転がっていると思います。

1歩引いたスタンスを歯がゆく思われる方も多いかと思いますが、例えば食べる魚を取る為の釣り、釣った魚を確実に取る為の釣り、掛けても離す事が前提の釣り、釣りには様々なスタイルがあり、また個々のそれを尊重したいと考えています。

未来に向けて自分は何をしたら良いのか?そんな事などおかまいもしない方々の方が多いのが実際で、それでも、実際に自分で経験したことで、これはどうかな?と思った時に何かの指南書になれば幸いかと、そう考えています。
Posted by morimura1morimura1 at 2016年03月07日 11:44
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